【業績でみる株価】総医研ホールディングスの16年6月期は営業黒字化、17年6月期も大幅増益予想で配当実施予定
- 2016/8/18 16:41
- 業績でみる株価
総医研ホールディングス<2385>(東マ)が8月17日発表した16年6月期連結業績は大幅増収で営業黒字化した。17年6月期も大幅増益予想で、配当を実施予定である。株価は年初来高値更新の展開だ。収益改善基調を評価して上値を試す展開だろう。
■16年6月期営業黒字化、17年6月期大幅増益予想で配当実施予定
8月17日発表した16年6月期連結業績は15年6月期比26.1%増収で、利益は営業利益が黒字化、経常利益が27倍増、純利益が黒字化した。化粧品事業において卸売専用のフェイシャルマッサージ用ゲル「PHマッサージゲルPro.」の大ヒットが牽引した。
そして17年6月期の連結業績予想は16年6月期比8.9%増収、36.9%営業増益、33.2%経常増益、3.2倍最終増益としている。また資本準備金の額の減少および剰余金の処分にかかる議案を9月28日開催予定の第22期定時株主総会に付議し、承認可決されることを前提として期末1円の配当を実施する予定だ。
■株価は年初来高値更新の展開、13年5月高値視野
株価はエステ用化粧品「PHマッサージゲルPro.」の売上急拡大を好感する形で年初来高値更新の展開だ。8月12日には457円まで上伸した。収益改善基調を評価して上値を試す展開だろう。13年5月高値580円が視野に入りそうだ。