【株式市場】円高への警戒感強いが材料株など高く日経平均は反発

株式

◆日経平均の終値は1万6545円82銭(59円81銭高)、TOPIXは1295.67ポイント(4.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億5299万株

チャート15 8月19日後場の東京株式市場は、円相場に大きな動きがなく、前場軟調だった大手銀行株なども小高くなり、日経平均は65円高の1万6550円前後で堅調に推移して前日比反発となった。ただ、土・日の間に円相場がまた99円台に進む可能性は否定できず、前場の高値127円03銭高(1万6613円04銭)には届かなかった。主な株価指数の中では日経JASDAQ平均が小安い。

 後場は、東京応化工業<4186>(東1)が野村證券による投資判断などを好感する形で一段強含み、Jトラスト<8508>(東2)は16日に発行株数の3%もの自社株買いを行ったため株式価値の向上などが言われて上げ、AWSホールディングス<8508>(東マ)は9月末の株主を対象とする株式2分割などが好感されて高い。ジオネクスト<3777>(JQG)は残存する新株予約権の取得などが好感され急伸。

 東証1部の出来高概算は17億5299万株(前引けは8億1071万株)、売買代金は2兆1億円(同9293億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は982(同830)銘柄、値下がり銘柄数は826(同952)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、保険、輸送用機器、石油・石炭、卸売り、非鉄金属、電気機器、などとなった。

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