【株式市場】北米景気敏感株が高く建設株なども強く日経平均は2日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6584円75銭(38円93銭高)、TOPIXは1300.80ポイント(5.13ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく6億8686万株

 8月22日後場の東京株式市場は、日本時間の夜9時半頃に米国シカゴ連銀による全米活動指数の発表があり、円相場の見通しが不透明とされてトヨタ自動車<6702>(東1)がほとんど小動きに終始するなど主力株の動きが鈍化した。日経平均は前場の高値85円41銭高(1万6631円23銭)を抜けず、2日続伸だが50円高の1万6590円前後で小動きとなった。主な株価指数の中では東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、米国景気の堅調観測などからソニー<6758>(東1)任天堂<7974>(東1)が一段強含んで活況高となり、新日本建設<1879>(東1)は2週前に発表した四半期業績が再評価されて大きく出直り、イトーヨーギョー<5287>(東2)はリオ五輪が終り東京五輪に向けて電線地中が本番だとされて大幅続伸。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は米国などでも位置情報ゲームの人気が強まるとされて急伸。アサカ理研<5724>(JQS)は東京五輪のメダルを電子部品などから回収・再生した金銀などでという構想が伝えられ思惑材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は少なく14億819万株(前引けは6億8686万株)、売買代金は1兆6279億円(同7514億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は1412(同1254)銘柄、値下がり銘柄数は446(同568)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けも26業種)が値が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、陸運、建設、ゴム製品、電力・ガス、サービス、小売り、化学、などとなった。

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