マーケットエンタープライズは格安スマホ市場をLINEと牽引する期待などあり底堅い
- 2016/9/6 11:33
- 株式投資ニュース
■光通信と合弁でNTTドコモのLTEを利用し9月中旬から下旬に営業を開始
インターネットでリユース品の買い取り販売を行うマーケットエンタープライズ<3135>(東マ・売買単位100株)は6日の前場、593円(13円安)前後で推移し、小幅続落だが底堅い展開となった。
さる8月23日、光通信<9435>(東1)と合弁で中古スマートフォンを組み合わせた格安スマートフォンサービス事業への進出を発表し、9月中旬または下旬に営業を開始する予定。ちょうどLINE<3938>(東1)が5日に格安スマホ事業への参入を発表したこともあり、ともに格安スマホ市場の拡大を担う銘柄として期待する動きがある。
マーケットエンタープライズの格安スマートフォン新事業は、光通信との合弁会社「ME モバイル」が、NTTドコモ<9437>(東1)の高速通信網LTEを利用してMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスを提供。データ通信に特化した利用やデータ通信・音声通信の併用など、利用者のニーズに合わせたプランを用意する。中古市場に流通している高機能端末200機種以上に対応し、高機能端末と通信料金の合計コストを業界最安クラスで提供する。
このところの株価は、8月中旬に発表した2016年6月期の業績が2ケタ減益となり、今期・17年6月期の見通しもこの段階で2ケタ減を見込んだため軟調に推移しているが、600円前後では下げ渋る様子がある。