【株式市場】北朝鮮の核実験などでTOPIXが軟調になり日経平均も小反発

株式

◆日経平均の終値は1万6965円76銭(6円99銭高)、TOPIXは1343.86ポイント(2.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ売買が加わったが17億6469万株

チャート5 9月9日後場の東京株式市場は、13時前に米韓首脳が来た朝鮮の核実験を巡り緊急首脳会談と伝えられ、前後して黒田日銀総裁が首相官邸に入ったと伝わったため様子見気分が強まり、日経平均は1万6970円前後と1万7000円前後の狭い幅で大引けまで小動きが続いた。日経平均は3日ぶりに小高く終わったがTOPIXは3日続落。一方、東証2部指数、マザーズ指数が高く、日経JASDAQ平均は10日続伸。

 後場は、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)が一段と強含んだほか、高砂香料工業<4914>(東1)は増産報道などが好感されて一段ジリ高。ベネッセホールディングス<9783>(東1)は社外取締役を新社長に迎える人事が好感されて一段高。マイネット<3928>(東マ)モブキャスト<3664>(東マ)との共同展開などが言われて一段ジリ高となり、ベクター<2656>(JQS)は新作ブラウザゲームの近日事前登録開始などに期待が強く一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算はSQ売買が加わった割には少なく17億6469万株(前引けは10億1281万株)、売買代金は2兆1662億円(同1兆2949億円)。1部上場1974銘柄のうち、値上がり銘柄数は739(同692)銘柄、値下がり銘柄数は1082(同1107)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、鉱業、空運、証券・商品先物、非鉄金属、鉄鋼、ガラス・土石、などとなった。

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