【どう見るこの相場】翌週の日銀会合・米FOMCを控えて様子見姿勢

日インタビュ新聞ロゴ

 9月12日~16日の日本株は、翌週の日米における金融政策に関する重要イベントを控えて様子見姿勢を強めそうだ。

 前週末9日は米FRB(連邦準備制度理事会)の早期利上げ懸念が強まり米国株が大幅下落したため、週初12日の日本株は軟調なスタートとなりそうだ。ただし外国為替市場ではドル高・円安方向に傾いたことや、日銀のETF買い入れに対する思惑もあるため日本株の下値は限定的だろう。また投機筋の仕掛け的な動きが見られる可能性もあるが、基本的には翌週20日~21日開催の日銀金融政策決定会合と米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えているため、買い方・売り方とも動き難い状況となる。

 セクター・銘柄としては、東証1部の主力株が膠着感を強める可能性が高いだけに、テーマ関連株、低位株、さらに好材料の出た個別株への物色が強まるだろう。当面は9月15日~18日開催の東京ゲームショウで、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)関連銘柄が賑わいそうだ。そして売買代金が回復傾向のマザーズなど、新興市場に個人の資金がシフトするかも注目点となる。(日本インタビュ新聞アナリスト水田雅展)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る