ニチレイが「不凍タンパク質」への期待強まり全体相場に逆行高
- 2016/9/12 15:10
- 株式投資ニュース
■魚類などが凍結による危険から自らを守る物質として注目
ニチレイ<2871>(東1・売買単位100株)は12日、前場の2824円(51円安を下値に持ち直し、後場は一段と強含んで2886円(11円高)まで上げて全体相場に逆行高となった。9日付で、魚類や植物などが凍結による危険から自らを守る物質として注目されている「不凍タンパク質」の発売を発表。「バイオ株の仲間入り」(市場関係者)との評価も出て注目された。
発表によると、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)と共同開発している「不凍タンパク質(Antifreeze Protein:AFP)」類について(中略)この度、抽出・精製方法を確立し、製品化に成功」し、このたび5品目を発売するという。
株価は8月の2431円を下値に持ち直しており、9月7日に戻り高値の2976円をつけた。高下しながら戻り高値を更新する波状高の展開が期待されている。