【銘柄フラッシュ】エディアなど急伸しカナモトは好業績や豊洲の「盛り土」材料に活況高

銘柄

 12日は、前引けの東証1部の出来高上位30銘柄(上場投信を除く)の中で高い銘柄は第一生命保険<8750>(東1)のみにとどまり、医療ビッグデータに関して日立製作所<6501>(東1)と共同研究を開始との発表が好感された。大引けでは同じく第一生命の2.3%高と東京ガス<9531>(東1)の0.6%高の2銘柄にとどまった。

 東証1部の値上がり率1位(上場投信を除く)はサイバーコム<3852>(東1)のストップ高の16.3%高となり、引き続きソフトバンクG<9984>(東1)の5G(第5世代移動通信システム)プロジェクトの関連株とされて3日連続ストップ高。2位はカナモト<9678>(東1)の10.7%高となり、9日に発表した第3四半期業績が好感された上、東京・築地卸売市場の移転先・豊洲市場の「盛り土」問題が材料視されたとの見方。3位はポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>(東1)の9.8%高となり第2四半期決算の上ぶれ着地などが好感されて大商い。

 Hamee(ハミィ)<3134>(東1)は米アップル社の「アイフォーン」の新機種「iPhone7」「iPhone7 Plus」の専用ケースなどで商機到来と注目されて6.2%高。クレアホールディングス<1757>(東2)は上海企業との業務委託に係る基本合意などが好感されて15.9%高の急伸。サイオステクノロジー<3744>(東2)は子会社の不適切会計問題が第2四半期まで予想される損失を計上済みとされてアク抜け買いとの見方があり13.4%高。

 エンバイオホールディングス<6092>(東マ)は東京・築地卸売市場の移転問題と主事業の土壌汚染対策が連想を呼んだとされて9.2%高。エディア<3935>(東マ)は8月に配信開始の新カードバトルゲームなどが注目されストップ高の17.8%高。アークン<3927>(東マ)は日本に対するサイバー攻撃が活発化との見方があるようで対策需要などが言われてれストップ高の17.2%高。ベクター<2656>(JQS)は引き続き新ゲームなどが期待されて2日連続ストップ高の16.8%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る