かんぽ生命保険が長短金利差の拡大など好感されて値上がり率上位に躍進

株式市場 銘柄

■業績底堅くPBR0.7倍には評価不足の見方も

 かんぽ生命保険<7181>(東1・売買単位100株)は14日の後場一段強い展開になり、1時30分を回っては5%高の2285円(103円高)前後で推移。この銘柄にしては珍しく東証1部の値上がり率10位に入って出来高も増加している。日銀が次回の金融政策の方針として長短金利差の拡大を促すと伝えられ、資金運用環境の改善などに期待が広がった。
   
 2015年6月に上場し、同月の4120円を高値として以後はジリ安基調が続いてきたが、このところは16年7月の1927円を下値に持ち直す展開となっている。17年3月期の業績は保険料収入の減少などがあるものの全体に底堅い見込みで、株価水準はPBR0.7倍台のため1株純資産の7掛け。「PBR1倍回復までは行けなくても、もう少し評価し直されてもいい」(調査筋)との指摘もある。第一生命保険<8750>(東1)も4%高前後で堅調となっている。

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