【業績でみる株価】バルニバービの16年7月期は大幅増収増益、17年7月期も大幅増収増益予想

 バルニバービ<3418>(東マ)が9月13日発表した16年7月期連結業績は新規出店効果などで大幅増収増益だった。そして17年7月期も大幅増収増益予想である。株価は15年10月IPO時の上場来高値を試す展開となりそうだ。

 レストランやカフェ・バーなどの飲食店を運営するレストラン事業を主力に、ロールケーキ専門店などのスイーツショップを運営するスイーツ事業、産官学連携プロジェクトのアスリート食堂事業、レストラン企画・開発コンサルティング事業も展開している。

 16年7月期連結業績は売上高が15年7月期比27.5%増の84億68百万円、営業利益が同46.1%増の5億78百万円、経常利益が同22.5%増の5億89百万円、純利益が同20.6%増の3億56百万円だった。新規出店効果で大幅増収増益だった。店舗展開は新規出店14店舗(レストラン事業11店舗、スイーツ事業3店舗)、退店1店舗(レストラン事業の期間限定店舗)で、期末グループ運営店舗数は71店舗となった。

 17年7月期の連結業績予想は売上高が16年7月期比20.5%増の102億円、営業利益が同36.6%増の7億90百万円、経常利益が同35.8%増の8億円、純利益が同31.8%増の4億70百万円としている。16年10月オープン予定の滋賀県・JR大津駅リニューアルプロジェクトの複合施設「ザ カレンダー」など、新規出店効果で大幅増収増益予想である。

 株価は戻り歩調の展開だ。9月12日には2836円まで上伸し、7月の戻り高値2879円に接近している。好業績を評価して15年10月IPO時の上場来高値3215円を試す展開となりそうだ。

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