【銘柄フラッシュ】玉井商船など急伸し保険株が日銀の政策に期待し活況高

銘柄

 14日は、日銀が次回以降の金融政策で長短金利差の拡大やマイナス金利の深堀りを推進と伝えられたため、資金運用環境の改善などへの期待が再燃し、第一生命保険<8750>(東1)が4.4%高、かんぽ生命保険<7181>(東1)は4.6%高。業種別株価指数の値上がり率1位は「保険」となった。ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は東京・豊洲の「盛り土」問題を巡る思惑などから3.8%高となり戻り高値。

 東証1部の値上がり率1位はソフトブレーン<4779>(東1)となり、提携するフュージョンパートナー<4845>(東1)の業績好調や協業展開への期待などが言われてストップ高の24.5%高。2位は木村化工機<6378>(東1)の20.0%高となり高速増殖炉「もんじゅ」の存廃に関する報道などが起爆剤になったとの見方。3位は美容家電のヤーマン<6630>(東1)となり、昨日発表の四半期決算などを歓迎して10.8%高。

 玉井商船<9127>(東2)はバラスト水処理装置を手がけ、国交省が「船舶バラスト水規制管理条約」の1年後発効を前週告示したことが材料とされて連日急伸の35.7%高。タクミナ<6322>(東2)も連日急伸の19.3%高。

 バーチャレクス・コンサルティング<6193>(東マ)は不動産業界向けの業務支援ツール発表などが材料視されてストップ高の16.8%高。ソケッツ<3634>(東マ)は黒字幅拡大の期待があるようで、3期続いた赤字を今期脱却する見込みが再認識されて10.8%高。ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ・売買単位100株)は9月30日現在の株主を対象とする株式2分割が今月末というスピード感も歓迎されて7.9%高。

 サムシングホールディングス<1408>(JQG)は引き続きシノケングループ<8909>(JQS)との業務資本提携などが好感されて2日連続ストップ高の17.2%高。エキサイト<3754>(JQS)は翻訳アプリが米アップル社の製品に対応と発表しストップ高の14.8%高となった。

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