【株式市場】日銀マイナス金利の「深掘り」せず後場全体に大幅高

株式

◆日経平均の終値は1万6807円62銭(315円47銭高)、TOPIXは1352.67ポイント(35.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は後場増加して25億8902万株

チャート13 9月21日後場の東京株式市場は、13時頃から日銀の金融政策決定会合(20~21日)の結果が断続的に伝えられ、注目されたマイナス金利の「深掘り」は実施せずとされたため、副作用の懸念が後退して三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの銀行株が急伸した。日経平均も前引けの80円18銭安(1万6411円97銭)から次第高となり、大引け間際には一時331円48銭高(1万6823円63銭)まで上げて前日比でも急反発となった。主な株価指数は前場軟調だった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も上げた。

 第一生命保険<8750>(東1)などの保険株も急伸し、基準地価発表を受けて堅調だった不動産株も一段高。前場は安かった日産自動車<7201>(東1)なども高くなった。住宅リフォームなどのクレアホールディングス<1757>(東2)が急伸し、アンジェスMG<4563>(東マ)は米国での特許を好感して急伸。ファーストコーポレーション<1430>(東マ)は四半期業績の大幅増加報道などが好感されて急伸。パレモ<2778>(JQS)は業績予想の増額が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は増加して25億8902万株(前引けは7億3713万株)、売買代金は2兆7152億円(同8349億円)。1部上場1977銘柄のうち、値上がり銘柄数は1837(同674)銘柄、値下がり銘柄数は108(同1127)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、保険、証券・商品先物、海運、その他金融、不動産、鉱業、小売り、化学、ガラス・土石、パルプ・紙、などとなった。

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