【注目銘柄】バイタルケーエスケー・ホールディングスは戻り歩調で5月高値試す、17年3月期業績予想に増額余地

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 バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151>(東1)に注目したい。17年3月期は減益予想だが、第1四半期が大幅増益となり通期増額余地がありそうだ。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

 17年3月期の連結業績予想は16年3月期比0.8%減収、30.4%営業減益、19.7%経常減益、11.5%最終減益だが、第1四半期が前年同期比6.9%増収、4.2倍営業増益、82.0%経常増益、75.0%最終増益の大幅増益だった。

 前期爆発的な売上を記録したC型肝炎治療薬等の新薬販売、一部メーカーでの共同仕入による利益獲得、単品単価による納入価格交渉、得意先別営業戦略の実行、不採算先の取引改善交渉などが寄与した。そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.7%、営業利益が29.6%、経常利益が27.8%、純利益が28.0%と高水準である。通期増額余地がありそうだ。

 株価は8月31日の直近安値928円から切り返し、9月20日には1018円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなり、13週移動平均線も上向きに転じた。強基調への回帰を確認して5月の年初来高値1072円を試す展開だろう。

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