ツカモトコーポレーションはさが美の連想買いで急伸の様子だが業績好転なども見直される

株式市場 銘柄

■今回の急伸は見逃したとしても移動平均を上回り長期調整一巡の動き

 和装・洋装の総合卸商社ツカモトコーポレーション<8025>(東1・売買単位千株)は27日の朝方に10%高の115円(11円高)まで上げ、10時30分を過ぎても7%高前後で急伸商状となっている。会社側からのIR発表や証券会社からの投資判断などは特段出ていないようで、和装専門店チェーン・さが美<8201>(東1・売買単位千株)が投資ファンドによる買収観測を受けて2日連続ストップ高となっているため、ツカモトコーポレーションにも連想が波及したとの見方が出ている。

 株価は2015年6月の223円を高値に調整基調だが、16年2月以降は100円前後で下げ止まり、下値固めの相場となっている。調整に転じてからはほとんど13週、26週移動平均を下回っていたが、ここ一両日の急伸によって両移動平均をクッキリ上回ってきたため、テクニカル的には調整相場が一巡したと見ることができるようだ。業績は16年3月期を境に回復傾向が続いており、今回の急伸は見逃したとしても、出直り相場に移行する期待が出ている。

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