【業績でみる株価】ジャパンミートは17年7月期配当予想を増額修正、中間配当を実施して増配

 ジャパンミート<3539>(東2)は27日、36円高の1267円と4日続伸した。26日に17年7月期配当予想の増額修正を発表。株価は9月13日発表した17年7月期連結業績予想を嫌気して急落したが、一転して配当予想の増額修正を好感する動きを強めそうだ。

 9月13日発表した16年7月期の連結業績は15年7月期比6.2%増収、同23.2%営業増益、同20.6%経常増益、同37.9%最終増益だった。スーパーマーケット事業の既存店売上が好調に推移した。新規出店も寄与して大幅増益だった。そして17年7月期の連結業績予想については16年7月期比3.2%増収、同0.3%営業増益、同2.4%経常増益、同4.6%最終減益とした。横ばい予想だが保守的な印象も強い。

 17年7月期の配当予想については、9月13日時点では16年7月期と同額の年間10円(期末一括)としていたが、9月26日に増額修正を発表した。配当方針の変更によって中間配当10円を実施し、期末10円と合わせて年間20円とする。16年7月期との比較でも10円増配となる。

 株価の動きを見ると、1400円近辺でモミ合う展開だったが、9月13日発表した17年7月期連結業績予想を嫌気して15日の1140円まで急落した。その後は目先的な売りが一巡して切り返している。さらに配当予想の増額修正を好感する動きを強めそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る