ニトリHDは最高益や東京都心部への積極出店など好感し戻り高値
- 2016/9/28 09:48
- 株式投資ニュース
■涼感の肌触りの寝具など引き続き好調でコーディネート展示も奏功
ニトリホールディングス<9843>(東1・売買単位100株)は28日、取引開始後に1万2670円(690円高)をつけ、戻り高値を更新する始まりとなった。27日の取引終了後に第2四半期決算(2016年2~8月、連結)を発表し、営業利益などが上期としては連続の最高更新となったことなどが好感されている。
2~8月の連結売上高は前年同期比14.7%増加して2547億6300万円となり、純利益は同43.3%増加して328億2800万円となった。涼感の肌触りの寝具など、機能性を高めた商品が引き続き好調で、家具なども色彩や使用場面を想定したコーディネート展示を積極化した効果が出た。
下期は、東京都内のターミナル駅周辺や百貨店内への出店を拡大し、この秋は9月16日に東京・渋谷に近い中目黒店を開業し、9月29日には東急百貨店・東横店内にキッチン雑貨なども取り揃えるデコホームを開設。10月7日には上野マルイ店を開設する。総店舗数は、通期で国内が31店舗増加し、海外と合わせて475店舗を計画する。
2017年2月期の業績予想は据え置き、売上高は前期比9.1%増の5000億円、純利益は同9.4%増の514億円、1株利益は463円81銭。最高益更新記録が続く見通し。