【材料でみる株価】デジタル・インフォーメーション・テクノロジーは年初来高値更新、好業績や株式分割を評価

■IPO直後の15年6月高値を目指す展開

 デジタル・インフォーメーション・テクノロジー<3916>(東2)に注目したい。株価は年初来高値を更新した。なお9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を2株に分割している。好業績や株式分割を評価して、IPO直後の15年6月高値を目指す展開だろう。

 業績は好調だ。17年6月期の連結業績予想は16年6月期比7.2%増収、同8.7%営業増益、同1.1%経常増益、同2.6%最終増益としている。主力のソフトウェア開発事業で金融機関、通信事業者、サービス事業者、車載機器メーカーなどからの受注が好調に推移する。会社予想は保守的な印象も強く、増額余地があるだろう。

 株価(10月1日付株式2分割遡及修正後)は8月の直近安値圏1600円近辺から切り返し、6月高値2365円を突破して9月30日に年初来高値2378円まで上伸した。日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績や株式分割を評価して、IPO直後の15年6月高値3600円を目指す展開だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る