加賀電子:グローバルな生産サポート体制整う

■メキシコに子会社、北米地域へEMS事業拡大図る

 エレクトロニクスの総合商社の加賀電子<8154>(東1・100株)は、9月29日開催の取締役会で、メキシコ・サン・ルイス・ポトシ州に子会社「TAXAN MEXICO S.A.de C.V.=仮称」(代表者・鶴見隆行、加賀電子100%出資)を設立すること決めたと発表した。

 なお、設立日は11月を予定しており、資本金5,500千米ドル。

 進出するメキシコには、自動車産業を中心に、世界中の企業が北米および中南米向けの生産拠点として進出している。また、同国は日本はじめ多くの国と自由貿易協定の関係にあることと、労働力が豊富なお国柄から、今後の成長が期待されている。

 同社グループは、「すべてはお客様のために」をモットーに、電子部品・半導体の販売からEMS事業(Electronics Manufacturi ng Serviceng Service/製品の開発・生産を受託するサービス)やパソコンおよび周辺機器の販売など、エレクトロニクスの川上から川下まで様々な分野に進出している。

 特に同社のEMS事業は、中国市場への先駆け企業として進出(1990年代)、現在中国5拠点に続き、タイ、インドネシア、チェコ、マレーシアなどに拠点を置き、企業の生産サポートを行っている。

 同社は、「メキシコに拠点を設置することで、グローバルに顧客企業の生産をサポートする体制が整う。今後、北米地域へのEMS事業のさらなる拡大を図る」と話している(同社秘書・広報室)。

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