【業績でみる株価】ネクステージは16年11月期業績予想を増額修正、好業績を評価する流れに変化なし

■年初来高値を更新

 中古車販売大手のネクステージ<3186>(東1)は3日、168円高の1685円まで上げて続伸し年初来高値を更新している。9月30日、16年11月期連結業績予想の増額修正を発表した。株価は上場来高値更新の展開だ。目先的にはやや過熱感もあるが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。

 16年11月期の連結業績予想は前回予想(1月8日公表)に対して、売上高を90億円増額して前期比36.3%増の860億円、営業利益を4億46百万円増額して同65.5%増の21億円、経常利益を5億50百万円増額して同53.0%増の20億50百万円、純利益を3億37百万円増額して同42.7%増の12億円とした。

 中古車販売市場は厳しい事業環境が続いているが、そうした環境下でも、在庫回転率改善やローコストオペレーションへの取り組み、既存店に買取拠点を併設することによる効率的な出店、既存店4店舗のSUV LANDへの業態転換、整備収益の強化などの施策が奏功して、販売単価の上昇や販売台数の増加が計画超となり、通期業績予想を増額修正した。

 株価は9月21日に1361円をつけて15年7月高値1300円を突破し、上場来高値更新の展開となった。そして29日には1570円まで上伸し、3日は168円高の1685円まで上げて続伸し年初来高値を更新している。。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだ。目先的にはやや過熱感もあるが需給面良好であり、好業績を評価する流れに変化はないだろう。

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