セブン&アイ・ホールディングスが朝安を切り返して戻り高値
- 2016/10/3 11:40
- 株式投資ニュース
■減損損失を発表するがアク抜け感、出尽し感のほうが強いようで買い戻す
セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1・売買単位100株)は3日の前場、朝方の4710円(47円安)を下値に切り返して4900円(143円高)に乗り、7月以降の回復相場で高値に進んだ。9月30日の取引終了後、減損損失を平成29年2月期・第2四半期決算に新たに計上することになったとして業績見通しの一部減額修正を発表したが、「この程度で済んだといったアク抜け感、出尽くし感のほうが強いようだ」(市場関係者)。
修正後の2月通期の連結純利益の見通しは一転、減益の800億円(前期比ほぼ半減)とし、予想1株利益は90.5円とした。ただ、信用売り残が買い残を上回っており、アク抜け感や出尽くし感が先行して買い戻しが増加しているとすれば、その原動力はけっこう膨大になる。