【業績でみる株価】日本メディカルネットコミュニケーションズは17年5月期第1四半期は大幅増益、好業績を評価

■株価は急反発

 日本メディカルネットコミュニケーションズ<3645>(東マ)は3日、68円高の525円まで上げて急反発している。9月30日発表した17年5月期第1四半期連結業績は大幅増益だった。株価は安値圏モミ合いから切り返しの動きを強めている。好業績を評価する動きが期待される。

 17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は、売上高が前年同期比8.1%増の3億68百万円で、営業利益が同2.6倍の66百万円、経常利益が同2.6倍の67百万円、純利益が同3.8倍の45百万円の大幅増益だった。主力の自由診療歯科向けポータルサイト運営事業において、スマートフォン広告の拡充などの施策が奏功した。メディアプラットフォーム事業や、事業者向けホームページ制作・メンテナンス事業の増収による営業損益改善も寄与した。

 通期予想は据え置いたが、第1四半期の進捗率は売上高が23.5%、営業利益が60.0%、経常利益が60.9%、純利益が64.3%で、利益進捗率が高水準である。通期利益予想は増額余地がありそうだ。

 株価は安値圏420円~440円近辺でモミ合う展開だったが、9月下旬に動意づいて23日に561円まで急伸する場面があり、切り返しの動きを強めている。さらに第1四半期の好業績を評価して、6月の年初来高値680円を目指す展開が期待される。

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