【材料でみる株価】マイスターエンジニアリングは割安感強く、好業績も評価して上値を試す展開へ

■業績予想を増額修正、通期も増額余地

 マイスターエンジニアリング<4695>(東2)は4日、6円高の585円まで上げて続伸している。9月30日に17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の増額修正を発表。通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は戻り歩調で上値を試す展開だろう。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想は、前回予想(5月12日公表)に対して、売上高を1億円増額して前年同期比1.8%増の88億円、営業利益を1億20百万円増額して同30.3%増の4億円、経常利益を1億20百万円増額して同30.6%増の4億10百万円、純利益を65百万円増額して同42.4%増の2億25百万円とした。

 営業減益予想から一転して営業増益予想となった。ファシリティ関連事業の新規工事案件などが堅調に推移し、メカトロ関連事業における原価低減策も寄与した。通期予想は据え置いたが、期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は下値固めが完了して戻り歩調の展開だ。そして9月28日には593円まで上伸し、4日は6円高の585円まで上げて続伸、1月の年初来高値632円に接近している。指標面の割安感も強く、好業績を評価して上値を試す展開だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る