セブン&アイHDが総合スーパー事業の改革など好感し戻り高値に迫る

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■コンビニが好調なため総合スーパーが好転すれば「鬼に金棒」

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1・売買単位100株)は4日、続伸の始まりとなり、取引開始後に4869円(61円高)まで上げて10月3日につけた戻り高値4902円に迫った。総合スーパー事業の構造改革案が伝えられ、「約180店舗あるイトーヨーカドーについては17年2月期中に20店舗、20年2月期までにさらに20店舗を閉める計画」「衣料品と雑貨の4ブランドを廃止」(日本経済新聞10月5日朝刊)などが材料視されている。

 同社はコンビニエンスストア事業が好調を続けているため、総合スーパー事業の改革が進めば「鬼に金棒」になる可能性がある。株価は年初来の高値が5573円(2月)。その後は4051円(7月)を安値に回復しており、このところは13週、26週移動平均を上回ってきたためテクニカル面では強気のシグナルが点灯している。

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