トクヤマが好業績見通しなど材料に年初来の高値

株式市場 銘柄

■信用売り残が多いまま高値更新のため今後の推移を注視

 トクヤマ<4043>(東1・売買単位千株)は5日、続伸の始まりとなり、取引開始後に473円(18円高)まで上げて年初来の高値を2日続けて更新した。2017年3月期は連結純利益が過去最高に迫る好決算が見込まれ、クレディ・スイス証券が28日付で目標株価を310円から420円に引き上げたと伝えられたことなどが材料視されている。

 信用取引残高を見ると、直近は買い残370万株に対し売り残が670万株。株価がこのまま強い場合、売り建て玉を買い戻す動きが活発化する可能性があり、その買い戻しの源泉が膨大なため今後の推移が注目されるようだ。

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