【業績でみる株価】エコートレーディングは17年2月期第2四半期累計および通期予想を増額修正
- 2016/10/6 10:54
- 業績でみる株価
ペットフード・ペット用品卸大手のエコートレーディング<7427>(東1)は6日、65円高の684円まで上げて急続伸し年初来高値を更新している。5日に17年2月期第2四半期累計および通期連結業績の増額修正を発表した。株価は6月の年初来安値から切り返して戻り歩調だ。増額修正も好感して上値を試す展開だろう。
17年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結業績予想は、前回予想(7月8日公表)に対して、売上高を2億51百万円増額して前年同期比4.0%増の389億78百万円、営業利益を1億10百万円増額して1億56百万円(前年同期は46百万円の赤字)、経常利益を1億21百万円増額して1億64百万円(同34百万円の赤字)、純利益を2億42百万円増額して4億59百万円(同37百万円の赤字)とした。
低価格志向の影響でペットフード・ペット用品の販売価格が下落する中でも、高付加価値商品の開発・販売推進、在庫管理徹底による適正在庫での運用、販管費の削減などの効果で営業利益、経常利益が計画を大幅に上回った。純利益は投資有価証券売却益計上なども寄与した。
通期予想は、売上高を据え置いて前期比4.3%増の784億55百万円、営業利益を85百万円増額して3億円(前期は3億31百万円の赤字)、経常利益を95百万円増額して3億06百万円(同3億06百万円の赤字)、純利益を2億44百万円増額して5億90百万円(同2億12百万円の赤字)とした。上期の増額幅に比べて下期を減額した形になるが、通期再増額余地がありそうだ。
株価は6月の年初来安値561円から切り返して戻り歩調となり、6日は65円高の684円まで上げて急続伸し年初来高値を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。増額修正も好感して上値を試す展開だろう。