上場4週目の串カツ田中が「月次報告」など好感し上場来の高値

株式市場 銘柄

■9月の全店売上高54%増加し「単一調理型飲食業」としては割安の見方も

 9月14日に上場した串カツ田中<3547>(東マ・売買単位100株)は6日の後場、14時を回って7000円(360円高)前後で推移し、大幅続伸となって9月16日につけた上場来の高値を更新している。10月4日の取引終了後に上場後初の「月次報告」を発表し、9月の既存店売上高が前年同月比2.4%増加し、全店売上高は新規出店4店舗の合計127店舗で同じく54.6%の大幅増加となったことなどが好感されている。

 公開価格は3900円。初値は4425円。会社側の2016年11月期の業績予想(個別)は、売上高が前期比61.6%増の40.58億円、純利益は同33.8%増の2.46億円、1株利益は195円ちょうど。株価7000円でのPERは36倍前後になり、焼鳥居酒屋の鳥貴族<3193>(東1)のPER26倍前後との比較では割高だが、調査筋の中には「単一調理型飲食業」として吉野家ホールディングス<9861>(東1)のPER58倍前後からみると割安との見方もある。

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