【業績でみる株価】農業総合研究所が2016年8月期の業績予想を全体に上方修正し、売上高は従来予想を14%増額

■農家の直売所事業が堅調に推移しスーパーマーケット等に置く小売店が増加

 農業総合研究所<3541>(東マ・売買単位100株)は7日の取引終了後、2016年8月期の業績予想を全体に上方修正し、売上高はこれまでの予想を約14%増額して11.95億円の見通し(前期比では35.2%の増加)とした。

 主たる事業である農家の直売所事業が堅調に推移し、新規に導入いただいたスーパーマーケット等の小売店が増加し、流通総額(スーパー等において最終消費者に購入いただいた最終販売価格の総計)が計画を上回った。

 こうした推移を受け、営業利益の見通しは従来予想を5%増額して1.56億円の見通し(同3.5倍)とし、純利益は同じく8%増額して1.07億円の見通し(同2.1倍)に見直した。増額後の予想1株利益は58円60銭。

 同社株は2016年6月に上場した。7日の株価終値は4日続伸の5460円(120円高)だった。新たな予想1株利益をベースとしたPERは93倍になり、上場以来続いてきた同100倍台に比べると値ごろ感が強まる形になった。

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