【業績でみる株価】デザインワン・ジャパンは16年8月期大幅増収増益、そして17年8月期も大幅増収増益予想

 オールジャンル対象の店舗情報サイト「エキテン」を展開するデザインワン・ジャパン<6048>(東1)が10月7日発表した16年8月期非連結業績は大幅増収増益だった。そして17年8月期も大幅増収増益予想である。株価は調整一巡感を強めている。好業績を評価して5月の上場来高値を目指す展開だろう。

 16年8月期の非連結業績は売上高が15年8月期比62.1%増の14億91百万円、営業利益が同39.1%増の4億93百万円、経常利益が同45.2%増の5億01百万円、純利益が同48.9%増の3億13百万円だった。3月15日の増額修正値を上回る大幅増収増益だった。有料掲載店舗数が順調に増加し、オプション利用店舗数の増加による顧客単価の上昇も寄与した。エキテン事業拡大と新サービス立ち上げのための人員増などの先行投資費用、東証1部への市場変更費用などを吸収して大幅増益だった。

 17年8月期の非連結業績予想(10月7日公表)は、売上高が16年8月期比30.8%増の19億50百万円、営業利益が同21.7%増の6億円、経常利益が同21.0%増の6億07百万円、純利益が同21.0%増の3億79百万円としている。19年8月期営業利益10億円達成に向けて、エキテンの業種展開の加速・新規メディアの展開・店舗プラットフォーム化による事業拡大を推進する。

 株価(16年8月12日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更)は反発力が鈍く1800円~2000円近辺でモミ合う展開だが、週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支えて調整一巡感を強めている。好業績を評価して5月の上場来高値2697円を目指す展開だろう。

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