【業績でみる株価】TOKYO BASEの17年2月期第2四半期累計が大幅増収増益で、通期も大幅増収増益予想
- 2016/10/10 08:49
- 業績でみる株価
日本発ブランドを世界に発信するファッションカンパニーTOKYO BASE<3415>(東1)に注目したい。10月7日発表した17年2月期第2四半期累計(3~8月)非連結業績は大幅増収増益だった。そして通期も大幅増収増益予想である。株価は上場来高値更新の展開だ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開だろう。
17年2月期第2四半期累計の非連結業績は、売上高が前年同期比50.2%増の36億10百万円となり、営業利益が同94.6%増の3億46百万円、経常利益が同2.0倍の3億47百万円、純利益が同2.1倍の2億32百万円だった。主力のセレクトショップ「STUDIOUS業態」および前期から開始したグローバルコンテンポラリーブランド「UNITED TOKYO」業態における新規出店効果などで大幅増収増益だった。
通期の連結業績予想は前回予想(4月13日公表)を据え置いて、売上高が前期比32.5%増の80億65百万円、営業利益が同36.3%増の9億円、経常利益が同38.0%増の8億93百万円、純利益が同38.3%増の5億98百万円としている。通期ベースでも好業績が期待される。
株価は9月6日の直近安値1316円から切り返し、9月28日に2215円まで上伸した。8月高値2187円を突破して上場来高値更新の展開となった。そして10月7日には第2四半期累計の大幅増収増益を好感して2344円まで上伸する場面があった。その後は利益確定売りが優勢になったが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価する流れに変化はなく、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開だろう。