【業績でみる株価】ANAPは17年8月期黒字化予想で自己株式取得も発表

 ANAP<3189>(JQ)が10月7日発表した16年8月期非連結業績は計画を下回ったものの、15年8月期との比較で赤字が縮小した。そして17年8月期は黒字化予想としている。また自己株式取得を発表した。株価は16年2月をボトムとして戻り歩調だ。収益改善基調や自己株式取得を好感する動きを強めそうだ。

 16年8月期の非連結業績は売上高が15年8月期比12.8%減の70億78百万円、営業利益が60百万円の赤字(15年8月期は4億85百万円の赤字)、経常利益が68百万円の赤字(同4億59百万円の赤字)、純利益が20百万円の赤字(同8億84百万円の赤字)だった。暖冬や台風上陸による天候不順の影響、不採算店舗の期初計画以上の退店などで売上高、利益とも計画を下回ったが、インターネット販売事業が伸長し、販管費削減効果によって15年8月期との比較では赤字が大幅に縮小した。

 17年8月期の非連結業績予想(10月7日公表)は、売上高が16年8月期比0.2%増の70億95百万円、営業利益が1億02百万円の黒字(16年8月期は60百万円の赤字)、経常利益が95百万円の黒字(同68百万円の赤字)、純利益が55百万円の黒字(同20百万円の赤字)としている。事業効率の高いインターネット販売事業に経営資源を集中させることで黒字化を目指すとしている。収益改善基調が期待される。

 10月7日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限10万株(自己株式除く発行済株式総数に対する割合2.45%)、取得価額総額の上限30百万円、取得期間16年10月11日~19年10月10日としている。

 株価は16年2月の191円50銭をボトムとして戻り歩調だ。8月の戻り高値350円から一旦反落したが、直近安値圏290円近辺から切り返し、10月7日には前日比59円(20.56%)高の346円まで急伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線のサポートを確認した形であり、収益改善基調や自己株式取得を好感する動きを一段と強めそうだ。

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