CRI・ミドルウェアが中国のゲーム会社4社へのライセンス供与など好感し急伸
- 2016/10/12 10:50
- 株式投資ニュース
■ソニーグループが10月13日発売の「PlayStationVR」も注目
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ・売買単位100株)は12日、急激に出直る展開となり、東証1部やマザーズ市場が全般に軟調な中で、10時30分にかけて4055円(240円高)まで上げて逆行高となった。スマートフォン向けゲームの開発に用いるミドルウェアと呼ばれるシステムの大手で、12日、主製品の「CRIWARE」を中国のゲーム会社4社にライセンス供与したと発表。巨大市場での展開に期待が広がっている。
同社は「VR」(仮想現実)による最新映像技術などでも先行し、ソニー<6758>(東1)グループが10月13日に発売する「PlayStation VR」(プレイステーションVR)開発にも参画した。今回ライセンスを結んだ4社のうち1社はソニーの「PlayStation 4」や「Xbox One」などの家庭用ゲーム機へのマルチプラットフォーム展開が予定されている。
発表によると、中国のゲーム市場規模は2016年に244億ドルを超え、北米の235億ドルを上回り世界最大になると予測されている。これは世界ゲーム市場規模996億ドルの約1/4にあたるという。