【株式市場】ETF(上場投信)の買い入らず落胆感残るが新規上場株は底堅くスタート

株式

◆日経平均の終値は1万6840円00銭(184円76銭安)、TOPIXは1342.35ポイント(14.00ポイント安)

チャート9 10月12日後場の東京株式市場は、日銀による株価指数連動ETF(上場投信)の買い出動に期待があり、日経平均は約100円安の1万6900円をはさんで底堅かったが、14時30分を過ぎてETF買いが入らないようだとの見方があり、大引けにかけては朝方の176円61銭安(1万6848円15銭)を割り込んだ。前日比では反落となり、主な指数は総じて軟調。

 引き続き、古河電池<6937>(東1)日本金属<5491>(東1)藤倉ゴム工業<5121>(東1)などの「マグネシウム電池」関連株が強く、三栄建築設計<3228>(東1)エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は昨日発表の8月決算などが好感されて急伸。

 12日、東証1部に新規上場となったKHネオケム<4189>(東1・売買単位100株)は可塑剤原料や電子材料などの機能性化学製品を製造販売し、9時9分に公開価格を5%下回る1306円で初値がつき、高値は前場の1332円、大引けは1250円。

 東証1部の出来高概算は17億1562万株、(8億369万株)、売買代金は1兆2486.35億円。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は584銘柄、値下がり銘柄数は1208銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、水産・農林1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は建設、小売り、食料品、などとなった。

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