【株式市場】タイ通貨安などの懸念後退し日経平均はジリ高となって反発

株式

◆日経平均の終値は1万6856円37銭(82円13銭高)、TOPIXは1347.19ポイント(4.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出が加わったが16億2616万株

チャート5 10月14日後場の東京株式市場は、タイ国王の崩御によるタイバーツ安・円高の懸念が後退し、前場ほとんど軟調だったトヨタ自動車<7203>(東1)などが次第に堅調になり、日経平均も徐々に上値を追って前場の高値を抜き、14時過ぎには92円32銭高(1万6866円56銭)まで上げた。前場は軟調だったTOPIXも堅調転換し、ともに前日比で反発。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、米エネルギー省の石油在庫統計などを要因に国際石油開発帝石<1605>(東1)などが上げ、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの大手銀行株は持ち直して堅調転換。東芝<6502>(東1)は自動運転システムの開発本格化の発表などが好感されて9日続伸の年初来高値。マイネット<3928>(東マ)はクルーズ<2138>(JQS)の事業を一部譲リ受け16本のゲームタイトルを展開することなどが好感されてストップ高。日本色材工業研究所<4920>(JQS)は12日発表の四半期決算が連日好感されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算はオプションSQ算出にともなう売買が加わったが16億2616万株(前引けは8億5907万株)にとどまり、売買代金は1兆9660億円(同1兆888億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1100(同691)銘柄、値下がり銘柄数は749(同1114)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油・石炭、情報・通信、保険、その他金融、証券・商品先物、電力・ガス、小売り、鉄鋼、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る