ファンデリーがシャープと連携し「IoT」を利用した健康情報を配信

■シャープの「AIoT」ウォーターオーブン「ヘルシオ」で加熱調理終了前の15秒間などに配信

■広告1回の視聴につき1ポイント付与され1000ポイントでQUOカードと交換可能

 生活習慣病に対応する健康食宅配などを展開するファンデリー<3137>(東マ)は17日の取引終了後、家電大手シャープ<6753>(東2)のウォーターオーブン「ヘルシオ」を通じ、有益な食や健康に関する音声や画像による情報配信サービス「ポイント家電」を共同運営することなど目的とするサービス連携契約を締結すると発表した。

 シャープは、人工知能(AI)とモノのインターネット化(IoT)を組み合わせた「AIoT」機能を搭載した家電製品をもっと人に寄り添う存在にしていくビジョンを打ち出している。一方、ファンデリーは、従来よりマーケティング事業において企業向けマーケティング支援を行っており、健康食通販カタログ『ミールタイム』誌面および運営する各種WEBメディア等を通じて、健康に役立つ情報を配信している。

 このため、ファンデリーは、シャープの対象家電を通じて「IoT」や「AIoT」を活用した情報の配信が可能になり、広告および食や健康に関する有益な情報など、メディア領域における情報発信を一層強化し、「IoT」に進出する形で収益の拡大を図ることが可能になる。

 このたびの両社連携により、ウォーターオーブン「ヘルシオ」などの対象家電を所有するユーザーは、本サービスを通じ、広告を見ることでポイントを貯めることが可能になる。

 広告1回の視聴につき1ポイントが付与され、貯めたポイントはポイント家電サイト(サービスサイト)にてQUOカード(クオカード)と交換することができる。1000ポイントで500円相当のQUOカードと交換される。

 配信する情報は、対象家電の加熱調理終了前の15秒間や、クラウド上のメニューをダウンロードした後、などに、健康志向の商品を製造・販売している食品メーカーの広告やファンデリーの管理栄養士の専門性をいかした、食や健康に関する情報などが提供される。広告提供会社は、サービスを開始する10月17日の時点で、味の素<2802>(東1)ヱスビー食品<2805>(東2)カゴメ<2811>(東1)キッコーマン<2801>(東1)J-オイルミルズ<2613>(東1)、マルコメ(非上場)、理研ビタミン<4526>(東1)【五十音順】。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る