【注目銘柄】日本M&Aセンターは好業績を評価して急伸、上値を試す展開へ

注目銘柄

■好業績を評価して上値を試す展開

 日本M&Aセンター<2127>(東1)は18日、325円高の3445円まで上げて急伸している。17日に17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の大幅増額修正を発表。通期予想も増額の可能性が高いだろう。株価は6月の上場来高値から反落したが、好業績を評価して上値を試す展開だろう。

■17年3月期第2四半期累計を大幅増額修正、通期も増額の可能性

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想は、前回予想(4月28日公表)に対して売上高を24億92百万円増額して前年同期比50.4%増の103億円、営業利益を18億90百万円増額して同58.5%増の55億90百万円、経常利益を18億80百万円増額して同52.1%増の55億80百万円、純利益を13億05百万円増額して同55.3%増の38億10百万円とした。

 案件成約数が同33.5%増の279件(譲渡・譲受は別カウント)と第2四半期累計として過去最高となり、大型案件の成約も寄与した。期初計画を大幅に上回る増収増益予想である。

 通期連結業績予想は前回予想(4月28日公表)を据え置いて、売上高が前期比14.2%増の168億80百万円、営業利益が同14.3%増の80億円、経常利益が同12.4%増の80億円、純利益が同12.2%増の54億30百万円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高61.0%、営業利益69.9%、経常利益69.8%、純利益70.2%と高水準である。受注残が豊富であることも考慮すれば、通期予想は増額の可能性が高いだろう。

 株価は6月の上場来高値3565円から反落したが、9月の直近安値2770円から切り返している。18日は325円高の3445円まで上げて急伸している。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。週足チャートで見ると26週移動平均線回復の動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る