川上塗料が一時34%高となり北方4島や東京五輪に向けた需要を連想
- 2016/10/18 14:19
- 株式投資ニュース
■ロシアに塗料納入実績あるとされ遮熱塗料も注目
川上塗料<4616>(東2・売買単位千株)は18日の後場一段強い展開となり、13時過ぎに34%高の184円(47円高)まで上げて年初来の高値を2日連続更新した。ロシアの天然ガスパイプライン用に塗料を納入した実績があるとされ、17日付の日本経済新聞が北方4島をロシアと共同統治する案の存在を伝えたことで関連株人気が盛り上がった。新潟港が地盤のリンコーコーポレーション<9355>(東2)、ロシア向けの相対的に多い蛇の目ミシン工業<6445>(東1)も戻り高値を連日更新している。
また、川上塗料は遮熱(高日射反射率)塗料でも知られ、2020年の東京五輪に向けた需要に期待する動きもある。この2日間は急伸商状だが、株価水準はPER9倍台のため中長期的視点では割安感の強い水準といえそうだ。