【注目銘柄】湖池屋は高値フシを突破すれば上げ足を加速する可能性も

注目銘柄

■高値フシ突破すれば上げ足加速

 湖池屋<2226>(JQ)(グループ再編により16年10月1日付でフレンテから湖池屋に商号変更)に注目したい。17年6月期大幅増益予想である。株価は9月の直近安値から切り返して戻り高値圏だ。3200円近辺の高値フシを突破すれば上げ足を加速する可能性がありそうだ。

■17年6月期大幅増益予想

 17年6月期連結業績予想(8月10日公表)については、売上高が16年6月期比4.1%増の337億50百万円、営業利益が同45.7%増の6億30百万円、経常利益が同32.5%増の6億50百万円、純利益が同63.0%増の4億30百万円としている。

 スナック部門においては戦略的な製品ポートフォリオを推進し、既存ブランドの強化・拡販を図る。海外事業では「カラムーチョ」ブランドの強みを活かしながら、エリアに合わせた新製品投入を推進する。原材料価格下落も寄与して大幅増益予想である。

 株価は急落した9月の直近安値2802円から切り返して戻り歩調の展開だ。そして10月18日には3100円まで上伸し、5月の年初来高値3195円に接近している。日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形だ。また週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。

 さらに月足チャートで見ると15年以降は3000円近辺でボックス展開の形である。煮詰まり感を強め、24ヶ月移動平均線がサポートラインとなってボックス上放れが期待される。3200円近辺の高値フシ、さらに04年の上場来高値3400円を突破すれば上げ足を加速する可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る