日本エンタープライズの子会社、「いなせり」は事前登録を開始

■築地市場内に店を構える数百の仲卸業者から直接、鮮魚・水産物の仕入れができる電子商取引サービス

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社、「いなせり」と東京魚市場卸協同組合は、 組合初の電子商取引サービス「いなせり」の共同運営に先駆け、19日より、飲食事業者を対象に、事前会員登録を開始した。

 「いなせり」は、築地市場内に店を構える数百の仲卸業者から直接、鮮魚・水産物の仕入れができる電子商取引サービス。サービスの利用にあたり、飲食事業者は、事業者名、代表者名、連絡先などの情報を「いなせり」サイトで入力して、会員登録(無料)をする必要がある。また登録と同時に、「いなせり専用銀行口座振替サービス」に申込むことにより、2週間程の審査を経て、月末締め翌月27日支払いの口座自動引落サービスをいつでも利用開始できるようになる。

 平成 28年6月の発表以来、安心・快適なサービス提供を目指して様々な準備を進めている。出店予定の仲卸業者へのインタビューも、「公式Facebookページ」、「公式 Mediumサイト」にて連載を開始している。

 「いなせり」とは、東京魚市場卸協同組合所属の仲卸業者が、飲食事業者へ向けて鮮魚・水産物を直接販売する電子商取引サービス。 仲卸業者は翌日の入荷情報を基に「いなせり」へ出品し、飲食事業者は「いなせり」を介して午前2時迄に食材の仕入れを行う。仲卸業者の目利きによる鮮魚・水産物は、市場内の集荷場に集められた後、日本通運が荷受、配送先別に仕分け作業を行い、各配送業者によって飲食事業者の店舗へ即日配送する。サービス開始当初は、関東エリアの飲食店等を対象に鮮魚・水産物を販売する。その後、日本全国、そして海外への展開も視野に、対象顧客層ならびに取扱商品を拡充していく方針。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る