【業績でみる株価】テクノスマートは17年3月期第2四半期累計の利益予想を大幅増額修正
- 2016/10/24 16:52
- 業績でみる株価
コーター・塗工装置・乾燥機メーカーのテクノスマート<6246>(東2)は10月21日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)個別業績予想の増額修正を発表した。通期も増額の可能性があるだろう。24日の株価は80円高の502円とストップ高した。
17年3月期第2四半期累計の個別業績予想は、前回予想(5月13日公表)に対して、売上高を1億円増額して前年同期比14.1%増の44億円、営業利益を2億35百万円増額して3億円(前年同期は17百万円の赤字)、経常利益を2億25百万円増額して3億円(同0百万円の赤字)、純利益を1億45百万円増額して1億90百万円(同3百万円の赤字)とした。
売上高はほぼ計画どおりに推移した。利益面では設計仕様の見直しや多岐に亘る原価低減の効果で計画を大幅に上回り、黒字が拡大する見込みだ。通期予想は据え置いたが、通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高が40.0%、営業利益が50.0%、経常利益が48.4%、純利益が47.5%である。期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想も増額の可能性があるだろう。