オムロンは通期見通しを減額したが株式市場の受け止め方は「買い」

株式市場 銘柄

■前提為替の変更が主要因とあって想定済みだったとの見方

 オムロン<6645>(東1・売買単位100株)は28日、6%高の4050円(230円高)で始まり、1月につけた年初来の高値を更新して始まった。27日に発表した第2四半期決算(米国基準、2016年4~9月累計、連結)は営業利益が前年同期比22%減少するなど2ケタ減益となり、3月通期の見通しを減額修正したが、株式市場の受け止め方は「買い」となった。

 3月通期の見通しを減額した主要因は第3四半期以降の前提為替レートを1米ドル100円、1ユーロ110円に見直したことのため、減額修正は想定済みだったとの見方はある。修正後の3月通期の連結業績見通しは純利益が前期比15%減の400億円、1株利益は187円08銭。株価は4000円でPER21倍になるが、株式市場の受け止め方は「買い」のようだ。

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