AGPは調整一巡感の出る好タイミングで好決算を発表し急反発

株式市場 銘柄

■第2四半期の営業利益が前年同期比58%増加

 旅客機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)供給などを行うAGP(エージーピー)<9377>(JQS・売買単位100株)は28日、急反発となり、一時17%高の1014円(137円高)まで上げて10時40分にかけても14%高前後で推移。27日に発表した第2四半期決算(2016年4~9月累計、連結)の営業利益が前年同期比58%増加したことなどが好感されている。

 第2四半期累計期間は、旅客航空会社の国際線の路線開設・増便が進み、電力供給機会や施設設備工事が増加した。また、付帯事業で低カリウム野菜の生産・販売の増加、病院向け保冷・過熱フードカートの販売増加、ビジネスジェット支援事業の増加など全セグメントにおいて増収となった。

 株価は9月下旬まで400円前後だったが、丸紅<8002>(東1)グループの新電力会社との提携などが好感されて急伸を開始し、10月19日には1269円まで大幅高となった。その後は一時845円まで下落。上げ幅の半値押しの水準に当たる835円前後に差し掛かってきたため、テクニカル的にも調整一巡感の出る好タイミングだったといえる。

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