【業績でみる株価】ツカモトコーポレーションは17年3月期第2四半期累計予想を増額修正して黒字化

 ツカモトコーポレーション<8025>(東1)は10月27日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の増額修正を発表した。赤字予想から一転して黒字化した。株価は下値固めが完了して基調転換の動きを強めている。増額修正を評価して戻りを試す展開だろう。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想については、前回予想(5月13日公表)に対して、売上高を1億99百万円増額して前年同期比2.3%減の111億99百万円、営業利益を1億70百万円増額して20百万円(前年同期は2億93百万円の赤字)、経常利益を1億12百万円増額して12百万円(同2億99百万円の赤字)、純利益を89百万円増額して19百万円(同1億49百万円の赤字)とした。

 和装事業における経費節減、不採算催事からの撤退、催事以外での売上拡大策への積極取り組み、洋装事業におけるユニフォーム大口案件の受注増加などで大幅増益となり、赤字予想から一転して各利益とも黒字化した。通期の連結業績予想は据え置いたが、増額余地がありそうだ。

 株価は安値圏100円近辺での下値固めが完了して出直りの動きを強めている。10月20日には127円まで急伸する場面があった。日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線に続いて52週移動平均線を突破した。基調転換を確認した形であり、増額修正を評価して戻りを試す展開だろう。

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