【銘柄フラッシュ】カルソニックカンセイが急伸しキヤノンなど減益銘柄も切り返す
- 2016/10/28 17:05
- 株式投資ニュース
28日は、キヤノン<7751>(東1)が業績予想の減額修正による下げを一日でハネ返すように反発して1.0%高となり、IHI<7013>(東1)も一昨日までの下げから2日続伸の0.7%高。日立建機<6305>(東1)は27日に2ケタ減益の四半期決算を発表にもかかわらず2.9%高となり年初来の高値を更新し、オムロン<6645>(東1)も通期の業績見通し減額にもかかわらず6.3%高となり年初来の高値を更新。減益銘柄でも値上がりする展開に相場地合いの強さを感じる様子があった。
東証1部の値上がり率1位はカルソニックカンセイ<7248>(東1)の29.1%ストップ高となり、米国系の投資会社KKRによるTOBの観測報道を受けストップ高。2位は日立マクセル<6810>(東1)の17.1%高となり27日発表の第2四半期決算が好感されて戻り高値。3位は株価ひとケタのキムラタン<8107>(東1)の14.3%高、4位は27日に四半期発表の東京応化工業<6810>(東1)の13.6%高。カプコン<9697>(東1)は27日の発表が好感されて12.6%高の戻り高値更新。
立花エレテック<8159>(東1)は産業用ロボット銘柄の好決算などが言われて3.1%高となり何と12日続伸。SRGタカミヤ<2445>(東1)は農業のIT化に向けた栽培ハウスなどが注目されて年初来の高値に顔合わせの3.1%高。日本ピグメント<4119>(東2)は業績予想の増額が好感されて18.4%高。
Jストリーム<4308>(東マ)は27日発表の四半期決算が好感されて12.2%高。ストライク<6196>(東マ)はM&A仲介業とあってカルソニックカンセイ(7248)に対する米投資会社のTOB観測が連想や思惑を呼び6.7%高と上場来の高値。マルマエ<6264>(東マ)は世界的な半導体投資の拡大傾向などが言われて年初来の高値に接近の5.0%高。
NJホールディングス<9421>(JQS)は引き続きスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>(東1)の新作ゲーム開発への参画などが好感されてストップ高の20.9%高。ジェイテック<2479>(JQG)は業績見通しの大幅増額が好感されて14.6%高。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転関連株の人気再燃に乗り10.2%高と出直りを拡大した。