シードは5日続けて年初来高値、東南アジア展開など好感され四半期業績にも期待

株式市場 銘柄

■営業利益は第1四半期段階で通期予想の3割を確保し第2四半期に注目集まる

 コンタクトレンズのシード<7743>(東2・売買単位100株)は31日、取引開始後の1502円(128円安)を下値に大きく切り返し、11時にかけて1720円(90円高)まで上げて5日連続の年初来高値更新となった。業績が2015年3月期を底に回復を強める見込みである上、10月21日付でフィリピン共和国への出荷開始を発表してから再び上値を追い始めている。ドゥテルテ大統領の来日を機に日比両国の経済拡大が進む期待が強いようだ。

 9月締めの第2四半期決算の発表は、直近3回は11月11日、12日に実施。3月通期の連結業績見通しは、8月の第1四半期発表の段階で売上高を前期比8%の増加、営業利益を同12%の増加、純利益は同2%の増加としている。営業利益は第1四半期の段階で通期予想額の約31%を確保したため好調な推移が注目されている。

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