【業績でみる株価】ソマールは17年3月期第2四半期累計と通期の利益予想を増額修正、下値固め完了して反発期待

 機能性価額材料が主力のソマール<8152>(東2)は10月28日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)および通期の利益予想を増額修正した。減益幅が縮小する見込みだ。株価は安値圏だが下値固め完了感を強めている。利益増額修正を好感して反発展開が期待される。

 17年3月期第2四半期累計連結業績については、前回予想(5月13日公表)に対して、売上高を4億75百万円減額して前年同期比16.6%減の105億24百万円としたが、営業利益を1億21百万円増額して同45.8%減の2億81百万円、経常利益を46百万円増額して同58.4%減の2億06百万円、純利益を82百万円増額して同77.5%減の2億02百万円とした。紙塗工用バインダーが減少して売上高を減額したが、製造コスト削減や業務効率改善への取り組みが奏功して利益は計画を上回る見込みとなった。

 通期連結業績予想については、売上高を80百万円増額して前期比7.1%減の218億80百万円、営業利益を1億50百万円増額して同41.0%減の4億90百万円、経常利益を80百万円増額して同44.8%減の4億10百万円、純利益を1億10百万円増額して同61.9%減の3億70百万円とした。

 株価は安値圏170円~180円近辺でモミ合う展開だ。ただし6月の年初来安値161円まで下押す動きは見られず、下値固め完了感を強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、利益増額修正を好感して反発展開が期待される。

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