日銀の金融政策「現状維持」好感し不動産株が一段と強含む
- 2016/11/1 13:45
- 株式投資ニュース
■マイナス金利を深堀りの場合は必ずしも好ましくないとの見方
住友不動産販売<8870>(東1・売買単位100株)は1日の後場寄り後に強含み、13時にかけて2417円(37円高)と10月28日につけた戻り高値2436円に迫った。正午頃、日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持と伝えられ、住宅ローンのベースになる長期金利が引き続きゼロ%程度に誘導されることなどが好感されている。
市場関係者には、日銀がマイナス金利を深堀りした場合、銀行業界の収益環境を圧迫することになり、不動産業界にとって必ずしも好ましくないとの見方がある。この点で金融政策の現状維持は最も無難のようだ。三井不動産<8801>(東1)は2.2%高となって3日ぶりに戻り高値を更新し、三菱地所<8802>(東1)も2.1%高となり戻り高値に迫っている。