【株式市場】四半期好決算銘柄など強く日銀の金融政策「現状維持」と伝わり日経平均は持ち直す

株式

◆日経平均の前引けは1万7442円40銭(17円38銭高)、TOPIXは1393.19ポイント(0.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億602万株

チャート11 11月1日(火)の東京株式市場は、米国で再び年内の利上げ観測が強まったことなどが影響し、前場は主な株価指数がそろって軟調に推移し、日経平均は9時半頃に85円38銭安(1万7339円64銭)まで軟化し、前引けも25円72銭安(1万7399円30銭)となった。しかし、昼頃に日銀の金融政策は「現状維持」と伝えられ、後場は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株などが上げて始まり、日経平均は一気に堅調転換。12時50分にかけて48円10銭高(1万7473円12銭)まで上げ、途中、軟化する場面はあったが大引けは堅調で前日比反発となった。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。 

 1日、東証1部に上場したバロックジャパンリミテッド<3548>(東1・売買単位100株)は9時9分に公開価格2000円を5%下回る1900円で売買が成立し初値をつけた。高値は前場の1903円、安値はその直後の1705円、終値は1710円。

 31日発表の四半期決算が好調だったJVC・ケンウッド<6632>(東1)東京都競馬<9672>(東1)大塚商会<4768>(東1)などが強く、日本航空<9201>(東1)は減益だが自社株買いなどが好感されて高い。JPホールディングス<2749>(東1)は事業所内保育所事業の合弁会社を資生堂<4911>(東1)と設立と10時に発表して急動意となり堅調。オウチーノ<6084>(東マ)クックパッド<2193>(東1)の前社長による株式取得などが材料視されてストップ高。アパマンショップホールディングス<8889>(JQS)は31日発表の四半期決算が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は19億602万株(前引けは9億748万株)、売買代金は2兆1095億円(同9662億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は916(同655)銘柄、値下がり銘柄数は911(同1182)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、空運、不動産、保険、金属製品、精密機器、食料品、建設、小売り、ゴム製品、などだった。

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