【株式市場】米FOMC声明なども気にされ様子見気分が強まり日経平均は大幅反落

株式

◆日経平均の終値は1万7134円68銭(307円72銭安)、TOPIXは1368.44ポイント(24.75ポイント安)、出来高概算(東証1部)20億5634万株

チャート14 2日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合になるFOMC(連邦公開市場委員会)の声明が日本時間の今夜発表になるため模様ながめ気分があり、自動車株や電気・精密株が一段と重くなった。日経平均は一段ジリ安となって14時前に361円81銭安(1万7080円59銭)まで下押し、前日比では反落となった。主な株価指数はそろって安い。

 好決算銘柄などを選別買いする展開になり、ローム<6963>(東1)が昨日発表の四半期決算や業績予想の増額を好感して後場一段高。MTI<9438>(東1)は本日の9月決算発表に期待とされて後場一段高。明治機械<6334>(東2)太洋物産<9941>(JQS)はTPP(環太平洋経済連携協定)の恩恵を受ける関連株とされて急伸。インベスターズクラウド<1435>(JQS)は民泊に向けたNTTグループとの提携などがいわれて高い。

 東証1部の出来高概算は20億5634万株(前引けは9億9689万株)、売買代金は2兆2079億円(同9978億円)。1部上場1986銘柄のうち、値上がり銘柄数は173(同165)銘柄、値下がり銘柄数は1768(1764)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は鉄鋼、食料品の2業種のみ(前引けは鉄鋼1業種のみ)となり、値下がり率の小さい業種は、卸売り、電力・ガス、空運、石油・石炭、水産・農林、その他製品、などだった。

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