ジオネクストの今期第3四半期は、IT、再生可能エネルギー事業が大幅増益となったことから黒字転換

■売電収入に加え、開発案件の譲渡などで利益に貢献

 ジオネクスト<3777>(JQS)の今期第3四半期は、IT、再生可能エネルギー事業が大幅増益となったことから黒字転換となった。特に、再生エネルギー事業が売電収入に加え、開発案件の譲渡などで利益に貢献した。

 今期16年12月期第3四半期連結業績は、売上高5億25百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益1億13百万円(前年同期△1億35百万円)、経常利益1億08百万円(同△1億84百万円)、純利益57百万円(同△1億87百万円)と減収ながら大幅増益で黒字転換。

 セグメント別の業績は、IT関連事業では、売上高50百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益10百万円(同60.0%増)となった。

 環境事業では、ビル建物等のメンテナンスサービスを中心に活動を行っている。今期は、新規顧客開拓のための取り組みに伴う費用等が発生したことから、売上高66百万円(同 1.3%減)、営業利益△02百万円(前年同期△01百万円)と減収で赤字幅拡大。

 ヘルスケア事業では、仙真堂調剤薬局2店舗の運営及びサプリメントの販売を行ってきたが、平成28年5月16日付で調剤薬局事業を運営する仙真堂株式の全てを売却。また、株式売却に伴い仙真堂調剤薬局の店舗運営支援等のサービスを提供した結果、売上高は44百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益37万6千円(前年同期△50百万円)となった。

 再生可能エネルギー事業は、前期より売電を開始した三笠市弥生町太陽光発電所の売電収入に加え、開発案件の譲渡や太陽光パネル関連の収益により、売上高3億62百万円(前年同期比9.0%減)、営業利益2億23百万円(同562.5%増)と減収ながら大幅増益となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る