【業績でみる株価】宮地エンジニアリンググループは17年3月期第2四半期累計利益を大幅増額修正して通期予想を超過達成

 宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)は11月4日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)の利益予想を大幅増額修正した。営業減益予想から一転して大幅営業増益予想となり、通期予想も超過達成している。株価は戻り歩調で1月の年初来高値に接近している。増額修正を評価して上値を試す展開だろう。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績は、前回予想(5月13日公表)に対して、売上高を据え置いて前年同期比6.7%減の180億円、営業利益を9億60百万円増額して同87.0%増の10億60百万円、経常利益を10億20百万円増額して同83.3%増の11億20百万円、そして純利益を7億40百万円増額して同61.9%減の7億90百万円とした。売上高はほぼ計画水準だが、採算性の高い工事の進捗が上期に集中し、経営全般にわたるコスト削減も寄与した。

 通期連結業績予想は前回予想を据え置き、売上高が前期比4.8%減の380億円、営業利益が同8.1%減の10億円、経常利益が同12.7%減の10億円、純利益が同70.3%減の7億円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高47.4%、営業利益106.0%、経常利益112.0%、純利益112.9%で、利益は通期予想を超過達成している。通期予想も増額の可能性が高いだろう。

 株価は6月の年初来安値119円から切り返して戻り歩調だ。そして11月7日は177円まで上伸して1月の年初来高値191円に接近してきた。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る